利息を効率よく減らす方法とは?なかなか元金が減らない場合の対処法

利息 減らない

お金を貸している債権者は、自分たちが利益を得るために「利息」を請求します。お金を借りている債務者は手数料として、利息を支払わなければいけません。しかし、なかなか利息が減らなくて苦しまれている方は多いでしょう。

利息が減らない原因は元金を減らせていないことや、金利が高いことがあげられます。では、どのようにすれば利息を効率よく減らしていけるのでしょうか?

今回は、なぜ利息が減らないのか?その原因や理由と、効率よく利息を減らす5つの方法についてお伝えします。利息が減らずに悩まれている方は、これからお伝えすることをぜひ参考にしてください。

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なぜ利息は減らない?効率よく完済を目指す前に知っておくべき知識

利息は債権者へ支払う手数料のような役割を担っているため、債権者(お金を貸す側)が高金利でお金を貸していれば利息の負担は大きくなります。上限金利は法律によって定められていますが、その範囲内であれば債権者側が自由に金利を決定できます。

まずは、利息が減らない主な原因について詳しくお伝えします。

利息は債権者の利益に直結

あなたが毎月返済するお金は、元金と利息に分けられています。そして、元金は債権者があなたに実際貸したお金ですが、利息は債権者が実際に受け取れる利息部分です。そのため、利息は債権者の利益に直結することになります。

債権者であるカード会社や銀行などはすべて営利団体であるため、利息を得て収益を発生させています。

よって、お金を貸している債権者は利息をかならず請求するもので、お金を借りた側はかならず利息を支払わなければいけません。利息が減る、減らない以前の話ですが、まずはこの事実を念頭に入れておいてください。

利息は利率(金利)をもとに計算・請求される

利息は利率(金利)をもとに計算されます。上限金利は利息制限法という法律によって下記の通り定められていますが、実際の適用金利は下記の範囲内で債権者が自由に決めることができます。

借入金額 上限金利
10万円未満 年率20%
10万円以上100万円未満 年率18%
100万円以上 年率15%

参考:利息制限法|第1条(利息等の制限)

たとえばあなたが100万円のお金を年率15%(上限いっぱい)で30日間借りていた場合、利息のみで約12,328円発生。一方、年率10%で借りていた場合は、約8,219円の利息が発生します。

このように、同じ借入金であっても債権者が定める金利によって、利息の負担額が大きく異なります。

また、上限金利は1つの契約に対して適用されるため、複数者からお金を借りている場合は利息負担が大きくなる傾向です。たとえば、1社から100万円を借りる場合の上限金利は15%ですが、2社から50万円ずつ借りた場合は、それぞれ18%が上限になります。

そのため、同じ100万円の借入金であっても年率15%と年率18%ということにもなり得ます。わずか3%ですが、30日借りた場合の利息差は約2,466円です。返済期間で見ると数十万円程度の金利差が発生することがあるため、利息を減らす方法を知るうえで金利の仕組みを知るのはとても大切です。

なお、世の中にはさまざまな種類の借金がありますが、適用される金利は大きく異なります。代表的な借金の一般的な金利は下記の通りです。

借金の種類 金利
消費者金融 15%〜18%
銀行のカードローン 14.5%前後以下
リボ払い 15%前後

※一般的な金利であり、すべての借入金が上記金利であるとは限りません。

上記の通り、消費者金融で借金をするよりも銀行系カードローンのほうが適用金利は低めに設定されているため、利息を減らしやすいです。また、リボ払いは利用金額にかかわらずあらかじめ15%前後で設定されていることが多いため、なかなか利息を減らすことができません。

効率よく利息を減らす方法としては、金利を引き下げるのが有効です。今よりも低金利のカードローンやおまとめローン商品に借り換えをするなどを検討されてみてはどうでしょうか。

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毎月返済しているお金は利息から充当される

毎月返済しているお金は「利息→元金」の順番に充当されます。そのため、返済した金額から返済日時点までに発生していた利息を差し引いた金額が、元金に充当されます。

よって、毎月の返済額が少ないとなかなか元金を減らすことができません。元金が減らなければ、毎月同程度の利息が請求されてしまうため、結果的になかなか利息が減らない状況になり得るでしょう。

たとえば、100万円の借金を年率15%で借りていた場合は、30日間で約12,328円の利息が発生します。あなたが仮に15,000円しか返済できなかった場合は、元金充当分はわずか2,672円です。

つまり、翌月は997,328円に対して利息が発生するため、仮に翌返済日が30日後だとしたら約12,295円の利息が発生します。この状態が続くと、利息ばかりを支払い続け、なかなか元金が減らない状況が続くでしょう。

利息は債権者の利益に直結するため、あなたは債権者に手数料を支払い続けているのとほとんど変わらない状態です。積極的に元金を減らすことで利息も軽減できます。無理のない範囲で返済額を増やす努力をされてみてはどうでしょうか。

【対処法】利息を減らすために検討すべき5つのこと

借金の利息が負担になっている場合は、下記の方法で利息を減らせます。

  • 返済予定日に遅れないこと
  • 積極的に繰り上げ返済をする
  • おまとめローンで借入金利を引き下げる
  • 借入可能額の増枠で金利を引き下げる
  • 任意整理ですべての利息をカットする

次に、利息を減らすための具体的な方法についてお伝えします。利息を減らしたいと考えている方は、これからお伝えすることを参考にしてください。

①返済予定日に遅れないこと

利息を減らすためには、約束の返済日に遅れないことが大切です。万が一、約束の返済日に遅れてしまうと、1日単位で遅延損害金が発生します。この遅延損害金の利率は通常の利率とは異なり、最大で20%程度で請求される恐れがあります。

利息制限法では借入金額に応じて上限金利を設定していましたが、遅延損害金の場合は上限金利の1.46倍まで請求可能です。

参考:利息制限法「第4条(賠償額の予定の制限)」

そのため、利息制限法的には21.9%〜29.2%の範囲内で請求が可能になります。ただ、出資法という法律では貸金業者の金利上限を20%に定めているため、遅延損害金の上限金利は20%になります。

消費者金融などからの借り入れであれば、遅延損害金の上限である20%で請求されることが多いです。その他、クレジットカードのショッピング枠の場合は、15%程度の利率で遅延損害金が発生します。

よって、返済日に遅れてしまうと、借入金利にかかわらず超高額な利息を請求されてしまいます。少しでも利息を減らす方法としては、絶対に支払いに遅れないことが大切です。このことを意識するだけでも利息負担の軽減に期待ができるでしょう。

仮にあなたが100万円の借金を滞納した場合、20%計算で約547円の利息が発生します。10日間滞納した場合は、約5,479円も請求されてしまいます。非常に高額であるため、利息を減らすためには約束通りに返済しましょう。

②積極的に繰り上げ返済をする

借金の利息は元金に対して発生するため、積極的に繰り上げ返済をすることで利息を減らすことができます。

毎月返済しているお金は先に利息に充当され、利息を超えた部分が元金に充当されます。そのため、毎月の返済額を数千円多くするだけでも確実に元金を減らすことができ、翌月の利息を減らすことができます。

また、臨時収入やボーナスが入ったときなどは積極的に繰り上げ返済をすることで、翌月や以降の利息負担が軽減されるでしょう。総支払い金額的にみても、積極的な繰り上げ返済をすることは利息を減らす手段としてとても有効です。

少しでも収入をアップできる努力をして積極的に繰り上げ返済しても良いですし、少し節約をして繰り上げ返済をしても良いでしょう。毎月数千円の繰り上げ返済が大きな利息減額効果を生み出します。

③おまとめローンで借入金利を大幅引き下げ

複数社からの借入がある場合は、ひとつにまとめることで金利の引き下げに期待ができます。

たとえば、2社の消費者金融から50万円ずつお金を借りていた場合、合計100万円に対して18%の金利が適用されます。そのため、非常に高額な利息を請求されることでしょう。

しかし、合計100万円の借金をひとつにまとめてしまうことで、上限金利が15%まで引き下げられるため利息を減らすことができます。

また、おまとめローンとして融資されているものは、金利を低めに設定しているのが一般的です。そのため、15%以下でお金を借りられる可能性もあるため、おまとめローンをする価値は十分にあるでしょう。

また、現在の借入金利が高いのであれば、金利の低いローン商品への借り換えも有効です。理屈はおまとめローンと同じであり、金利を引き下げられれば必然的に利息を軽減できるためです。

④借入可能額の増枠適用金利の引き下げ

現在、消費者金融などから借入をしている場合は、利用可能枠を増やしてもらうことで金利を引き下げるのも有効です。

たとえば、利用可能額が90万円と100万円では、適用される上限金利に3%の差が発生します。実際、顧客の利用状況に応じて100万円以下の枠でも15%など優遇された金利を適用されることもありますが、一般的には利息制限法に従って上限を設定しています。

そのため、金利を引き下げる目的で利用限度枠の増枠を相談してみるのは、とても有効でしょう。

わずか3%ですが、50万円を30日間借りていた場合は約1,200円の利息を減らせます。100万円の借入であれば約2,500円も利息を減らすことができます。長期的に見れば数十万円単位で利息を減らすこともできるでしょう。

利用限度枠を増額したとしても、実際にお金を借りなければ利息が変わることはありません。「利息を減らす方法」として、増枠はとても有効な手段になるため、ぜひ検討してください。

⑤任意整理ですべての利息をカット

債務整理手続きのひとつである任意整理をすることで、原則すべての利息をカットすることができます。

任意整理とは?
任意整理とは債権者(お金を貸している側)と交渉をして、利息を減額して元金を原則3年程度で完済する債務整理手続きです。

任意整理は交渉であるため、債権者によっては利息が残ってしまう可能性もありますが、基本的にはすべての利息をカットできるでしょう。残った元金は原則3年、長くても5年程度で完済できるようにしなければいけません。

しかし、利息の支払い負担が軽減されるため、毎月コツコツと返済を続けていれば短期間で確実に借金の完済を目指せるでしょう。

任意整理によって減額できる金額は、元金や借入金利、返済予定期間によっても異なるため一概には言えません。しかし、数十万円〜数百万円程度の減額を見込めることもあるので、まずは弁護士や司法書士に相談をしてください。

注意
任意整理をすることで個人信用情報機関に事故情報が掲載されてしまいます。そのため、任意整理後最大で5年間は、クレジットカードを作成したりローンを組んだりすることが難しくなります。

まとめ

今回は利息が減らない原因や利息を効率よく減らす方法についてお伝えしました。

利息はお金を借りている間は毎日発生し続けます。そして、あなたが毎月支払う返済金は、まず先に利息から充当されます。そのため、元金を減らすことが効率的な利息を減らす方法です。

また、借入金利を引き下げることによって、同じ借入金利であっても実際に支払う利息に差が発生します。一般的には、消費者金融等よりも銀行系のほうが金利は低いため、借り換えやおまとめローンの検討は有効でしょう。

また、利息の負担が苦しいときには、任意整理をしてすべての利息をカットするのも有効です。利息がなくなってしまえば、極端な話ですが1円ずつの返済でも完済を目指せます。

ただ、任意整理には債務整理特有のデメリットもあるため、状況に応じて慎重な判断が必要になるでしょう。

今回お伝えした内容を参考にしていただき、自分に合った利息を減らす方法を検討されてみてはどうでしょうか。

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利息はなぜ減らない?効率よく減らす方法はある?

Q. なかなか利息が減らない原因は何ですか?
A.

利息は契約時にあらかじめ定められた金利(利率)によって計算、請求されます。そのため、契約している金利が高い場合は、利息が高くてなかか減らない原因になるでしょう。また、毎月の返済額が少ないの原因かもしれません。詳しくは本記事でもお伝えしているのでぜひ参考にしてください。

Q. 利息を効率よく減らせる方法はありますか?
A.

あります。利息が減らない原因を知り、改善することで効率よく利息を減らしていけるでしょう。本記事でも詳しくお伝えしているので、ぜひ参考にしてください。

Q. 利息を減らしても返済が厳しいときはどうすれば良いですか?
A.

利息を減らしても完済を目指せない場合は、債務整理を検討するべきです。債務整理をすることによって、利息をすべてカットできたり借金の元金部部分を減額、免責(返済義務の免除)を受けられることもあります。まずは弁護士にご相談ください。