2021/10/21
令和3年10月20日から27日にかけて、6日間に渡って金融庁が主導する金融業界横断的なサイバーセキュリティ演習が行われています。
従来、演習への参加者は大手金融グループが中心でしたが、今回は中小規模の証券、FX、資金移動業者、暗号資産交換業者が広く参加しており、とくに今回は信金・信組及び資金移動業者まで範囲が広がるなど、従来に比べて参加者のカバレッジが拡大しています。
金融庁資料によると、昨年度に引き続き、テレワーク環境下でのインシデント対応能力の向上を図るため、参加金融機関は実際のテレワーク環境下で演習に参加するとされています。
最初にサイバーセキュリティ演習が実施されたときは、どこか講堂のようなところでメンバーが一堂に集まって練習するようなイメージを持っていましたが、参加金融機関に聞くと、基本的に自社の職場からの参加となり、当日に具体的な演習シナリオが与えられて、各自の職場でその対応の演習をするということのようです。