2021/05/07
令和3年4月24日付で、SMBC日興証券がFX事業に参入しました。
16通貨・28通貨ペアを取り扱い、「米ドル/円」スプレッドは0.15銭とのことです。
また、SBI証券は令和3年4月28日付で、2022年春に大阪堂島取引所の商品先物取引を個人投資家向けに提供を行う方針を公表しています。
いずれも大手証券会社による新たなサービス領域への進出であり、既存事業者には競争上の脅威になりそうです。
とりわけFX業界は成熟化が著しく、SMBC日興証券の参入は業界の競争環境をさらに厳しいものとしそうです。
他方で、商品先物取引に関しては、国内では厳しい規制により既に業界自体が取引高の減少により壊滅に近い状態にあります。そのため、大手証券会社による参入による活性化は、むしろ業界の再興のきっかけになりうると考えられ、既存業者にとっても前向きの動きであると評価することもできます。